俺たちの明日

韓国の映画ファンが大注目!! 青春映画の巨匠、ノ・ドンソク監督本邦初登場

観る者に夢を与える事が映画の重要な使命のひとつである。
映画がみせてくれる夢は、観客には永遠に手が届かないものであり、その甘美さの魅力ゆえに人は劇場に足を運び群れ集うのだ。けれどもそれはエンドマークが出るまでの束の間の夢。一歩劇場をあとにすれば厳しくやるせない現実が待っている。美男美女が登場し、ありえない状況設定と予定調和的な物語進行でヴァーチャルな恋愛気分を視聴者に提供する韓流ドラマもまた、過剰なまでの手に入らない夢の固まりである。
映画にわずかながらの希望や夢を求める者がいるのなら、嘘偽りのない希望、現実に根を張った作品が作れないか。『俺たちの明日』のノ・ドンソクは、前作『マイ・ジェネレーション』と本作の2本で、韓国の若者を熱狂させ“青春物”
を撮らせたら右に出るものはいないといわれる、近年最も注目されている俊英作家である。

ブレイク目前の若手スター、ユ・アインが魅せる孤独な青年像がスクリーンに炸裂!!

経済成長のひずみで生じた格差社会の底辺で日々を過ごす孤独な若者たち。不安定で衝動的な彼らの生き様をリアルな会話とスタイリッシュな映像でダイナミックに描いた『俺たちの明日』は、1970年代のアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせる青春映画の傑作。TVドラマ「四捨五入(バンオルリム)」で一躍ブレイクを果たし、次世代スターNo.1の地位を確立しつつあるユ・アインを主演に迎え、スピード感溢れた演出で語られる挫折と希望の物語。

絶望のどん底に光は射すのだろうか。
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