銀色の雨

公開:2009年11月28日

ストーリー

鳥取県米子市淀江町。平井和也(賀来賢人)は、住み込みで新聞配達をしながら陸上部の練習に励む17歳の高校2年生。3歳のときに亡くした父のことはほとんど知らず、母の幸緒(濱田マリ)も語ろうとしない。

些細なことで新聞販売店の店主と衝突し、母とも喧嘩してしまった和也。雨の中、米子駅へ向かっていると、かつて母のもとで働き、彼を弟のように可愛がってくれた菊枝(前田亜季)が中年男に絡まれているところに遭遇する。
和也がひとり助けあぐねていると、通りがかりの男が手を貸してくれた。その男、岩井章次(中村獅童)はプロボクサーとだけ名乗るとその場を立ち去ってしまう。

そして翌日、菊枝のマンションに転がり込んていた和也の元に、昨日のプロボクサーが現れた。章次は菊枝の勤めるスナックで飲んだ帰りに襲われ、怪我をしたらしい。こうして妙な縁から3人の共同生活がスタートする。

菊枝に諭されても学校には行かず、悶々と日々を過ごすなかで、和也は章次が元日本チャンピオンのプロボクサーだと知る。和也は幼い頃の僅かな記憶の中の父を章次に重ねて彼を慕い始めていた。
しかし、そんな中、次々と明らかになっていく章次の過去。そして彼と和也の母との関係。雨宿りのような共同生活を通じて、それぞれに心の傷を抱えた3人が自分自身と向き合い、今、一歩を踏み出す……。

作品詳細

監督:鈴井貴之
出演:賀来賢人、前田亜季、中村獅童、濱田マリ、音尾琢真(TEAM NACS)、大島優子(AKB48)、富澤たけし(サンドウィッチマン)、伊達みきお(サンドウィッチマン)、柳憂怜、眞島秀和、ルー大柴、徳井優、竹原慎二、輪島功一、松本じゅん
配給:エスピーオー+マジックアワー
宣伝:マジックアワー

このページのトップへ戻る