ストーリー

俳優 大地康雄が出会った「絵本の里」の情景

大地康雄が、前作『恋するトマト』の上映会で北海道に来た際、初めて剣淵町を訪れたのが2008年 のこと。
そこでは広大な大地にしっかりと根を下ろし農作業に精を出す人びとが、仕事の合間をぬって[絵本の館]に顔を出し、子どもたちに読み聞かせをしていました。

子どもたちは目を輝かせながら聞き入り、腹を抱えて笑い転げ、時には目にいっぱい涙を浮かべていました。

「この情景が語るものこそ、今、私たちが、この日本が語らなければならないものではないだろうか…」
絵本を物語の真ん中に置きながら、人の心のやさしさと親子の絆をテーマに、楽しく、

そして少し切なく心に染みわたる映画を日本中に届けたい。

そんな大地の想いに共感した人びとが集まり、映画製作の旗を掲げ、その歩みははじまったのです。
大地康雄が扮するのは各地を巡業する大道芸人。その娘で幼くして生き別れになった少女に、
ミスFLASH2012グランプリ受賞で注目の小松美咲。主人公の良き理解者に佐藤Ｂ作、中井貴惠、
マドンナ役に若村麻由美など豪華キャストが集結しました。

絵本に目を輝かせる子どもたちの笑顔からはじまった、体中を優しい気持ちで満たしてくれる感動作！ゆうばり

国際ファンタスティック映画祭
「ファンタランド大賞」「人物賞」(大地康雄)Ｗ受賞

作品詳細