石内尋常高等小学校 花は散れども

公開:2008年9月27日

ストーリー

大正の終りに広島市から山一つ奥に石内尋常小学校はあった。五年生の担任は市川先生。クラスには、良人・みどり・三吉。三人は卒業と同時に離別する。

30年後。良人は東京で売れない脚本家となっている、村の収入役となった三吉が市川先生の定年祝いに良人を呼ぶ。会場はみどりが女将をする料亭。戦争をはさんで集まった同窓生それぞれの30年があった。語っても語り尽くせない人生に良人は圧倒され自分のふがいなさを思われずにはいられなかった。

5年後、市川先生が脳梗塞で倒れた。先生は定年と同時に小学校の目の前に家を借りていた。教職を離れても生徒たちの声を聞きたかったのである。駆けつけた良人にろれつが回らない口で「オマエノドラマヲミテイル、エエモノカケ」と励まされる。
 先生が亡くなり、良人はみどりに結婚を申し込むが、みどりはあなたは脚本家でしょう。田舎の料亭の主人になるのかと拒絶され東京に帰ってゆく。

作品詳細

監督・脚本:新藤兼人
出演:柄本明、豊川悦司、六平直政、川上麻衣子、大竹しのぶ
配給:シネカノン
宣伝:マジックアワー

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