北欧映画界の至宝、イングマール・ベル イマン。
20世紀最大の巨匠と呼ばれる
彼の世界遺産的傑作群、
現在DVD入手困難な3作品が
デジタルリマスターでスクリーンに降臨!

黒澤明、フェデリコ・フェリーニとならび「20世紀最大の巨匠」と称されるベルイマンは、1918年スウェーデンに生まれた偉大な映画監督です。シャープな映像感覚と文学的な象徴性、緻密なリハーサルを基にした演技の即興性を極限まで追求した彼の作品は、ウディ・アレン、スティーブン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリックやトリュフォー、ゴダール等ヌーヴェルヴァーグの作家まで、映画史にその名を轟かす多くの監督たちに影響を与えています。半世紀にわたるキャリアのなかでも、1950年代の10年間は、世界の熱いまなざしが北欧に注がれた、文字通り“ベルイマンの時代”と呼んでも差し支えありません。
ベルイマン生誕95周年となる今年、いまだ数多くのオマージュを捧げられ、新たな世代に語り継がれる3大傑作をデジタルリマスターでお届けします。心の内に響き渡る深い精神性、人生の意味を考えさせる彼の映画は、混乱の時代を生きる私たちに大きな希望と感動をもたらしてくれるでしょう。

COMMENTS

“彼は友人であるとともに、私の人生で最も偉大な映画人だ”

―ウディ・アレン

“僕はベルイマンの時代をくぐり抜けてきた。
彼が作った作品は全て観ている。素晴らしいものばかりだ!”

―スティーブン・スピルバーグ

“もし君が50〜60年代に、映画を撮りたいと志す青年だったら、
ベルイマンに影響を受けない訳にはいかないよ! 彼は世界中の、
多くの映画作家にとって、強大な影響力をもつ存在だった”

―マーティン・スコセッシ

“あなたの映画は常に、私の心を揺さぶった。
作品の世界観を作り上げる巧みさ、鋭い演出、安易な結末の回避、
完璧なほど人間の本質に迫る人物描写において、
あなたは誰よりも卓越している”

―スタンリー・キューブリック
(1960年、ベルイマンに宛てたファンレターより)

第七の封印

第10回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞

ベルイマンの熱狂的ファンとして知られるウディ・アレンが、「最も好きで、最も影響を受けた映画」と語る本作、舞台はペストが蔓延し世界の終末に怯える中世ヨーロッパ。十字軍の遠征から帰途についた騎士が、彼を追ってきた死神に自らの命を賭けたチェスの勝負を挑む。ベルイマンの名を一躍世界に広めたこの作品は、人生の意味を探る哲学的寓話とも呼べる傑作。ラストの“死の舞踏”をはじめ名場面の連続は、後世の映画作家たちに多大な影響を与えている。

第七の封印

野いちご

第8回ベルリン国際映画祭 金熊賞
1962年度キネマ旬報 外国語映画ベストテン第1位

アンドレイ・タルコフスキーがオールタイム・ベストの一本として挙げた『野いちご』。人生の終わりにさしかかって旅をする老医師の一日を通じて、人間の老いや死、家族をテーマに、夢や追想を織り交ぜて描いたこの映画は、青春時代の失恋の思い出を野いちごに託した叙情的な一編。女性を描く名手であるベルイマンのミューズ、ビビ・アンデショーンとイングリット・チューリンが艶やかに競演。人生の豊かさとやさしさに満ちあふれた本作は、初めて彼の映画を御覧になる方におすすめ。

野いちご

処女の泉

第33回アカデミー賞 外国語映画賞
第17回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞
1961年度キネマ旬報 外国語映画ベストテン第1位

アカデミー賞、ゴールデングローブ外国語映画賞をはじめ、数々の賞に輝くベルイマンの代表作。可憐な少女に起こった悲劇と、残された父親の痛烈な復讐を描いた本作は、名カメラマン、スヴェン・ニクヴィスト撮影による北欧の清らかな光と影のコントラストが絶品。黒澤明監督を敬愛するベルイマンが、『羅生門』に深い感銘を受け、その強い影響のもとに本作が誕生したエピソードも手伝い、我が国では今も多くの映画ファンに愛され続けている珠玉の名作。フランソワ・トリュフォーが指摘した役者への演出の素晴らしさが見事に結実した一本。

処女の泉

このページTOPへ