相愛相親

アジアを代表する大女優シルヴィア・チャン監督・主演作

『過ぎゆく時の中で』(88)、『恋人たちの食卓』(94)など数多くの香港・台湾映画に出演してきた大女優、シルヴィア・チャン。映画監督・プロデューサーとしてもアジア映画界を代表する存在として活躍し、これまでに金城武主演『君のいた永遠』(99)、ベルリン国際映画祭コンペティション部門選出『20.30.40の恋』(04)、トロント国際映画祭出品『念念』(15)などを発表してきたチャン監督の最新作となる『妻の愛、娘の時』は、母の死をきっかけに、田舎にある父の墓をめぐる3世代の女性たちのそれぞれの想いを切実に、時にユーモアを交えて描いた感動作。
撮影は、ホウ・シャオシェン監督作品や、『春の雪』『空気人形』など日本映画の撮影も手掛ける名カメラマン、リー・ピンビン。チャン演じるヒロインの夫役は、中国映画界の巨匠・田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督。チャンが『呉清源 極みの棋譜』(田壮壮監督/07)に出演して以来の仲で、俳優として本作の出演に至った田壮壮が、優しく包容力あふれる味わい深い演技を披露している。
誰にでも訪れる家族の問題、他人事とは思えない展開に、笑い、泣き、感動する、この秋一番心に染みる珠玉の作品が誕生した。