少年

北欧アイスランドの美しく雄大で閑雅な自然を舞台に、
初めての恋、友情–この上ない幸福と残酷さを経験する、少年少女たちの刹那の美しさを切り取った青春物語。

北欧・東アイスランドの美しく雄大な自然が広がる小さな漁村、ソールとクリスティアンは幼なじみでいつも一緒の大親友。
ソールは美しい母、そして自由奔放なラケルと芸術家肌のハフディス、対照的な二人の姉妹に囲まれて暮らしている。

思春期にさしかかり、ソールは大人びた美少女ベータのことが気になりはじめる。クリスティアンはそんなソールの気持ちを知り二人が上手くいくよう後押しする。そしてクリスティアン自身もベータの女友だちハンスからの好意を受けとめ、4人は行動を共にするようになる。
自然とソールとベータの距離は縮まり二人は心を通わせ合う。ただそこには二人を見守りつつ複雑な表情を浮かべるクリスティアンがいた…。

そんなある日、ソールの姉たちが開いたホームパーティーで、姉ハフディスがソールとクリスティアンに懇願しモデルになってもらい描いた二人が見つめ合う意味深な画が見つかってしまい、そこに居合わせた友人たちは騒然となる。


大人から子供までみなが顔見知りで、古くからの慣習を尊重する村の環境は些細なことが大きな火種となる。
ソールとクリスティアンに向けられた好奇の眼差しは二人の関係をぎこちなくさせていった。
「普通にしてくれよ、そしたら元に戻れる」そう言い放つソールに悲しげな顔でこたえるクリスティアン…。

そして思いつめたクリスティアンは―――。