• 秋のソナタ Facebookページ
  • 秋のソナタ Twitterページ
  • 秋のソナタ Youtube

スタッフ

Director:
イングマール・ベルイマン Ingmar Bergman

イングリッド・バーグマン

1918年7月14日、牧師の父エーリックと母カーリンの次男として、スウェーデンのウプサラに生まれる。ストックホルム大学在学中に演劇を学び、 1944年にアルフ・シェーベルイ監督『もだえ』の脚本を手がけたのち、1946年『危機』で映画監督デビュー。1952年の『不良少女モニカ』で、ゴダール、トリュフォーをはじめとするヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに激賞され、1955年の『夏の夜は三たび微笑む』ではカンヌ国際映画祭の詩的ユーモ ア賞を受賞。続く『第七の封印』(56)、『野いちご』(57)、『処女の泉』(59)が各国の映画祭で受賞し、国際的評価が高まった。60年代には〈神 の沈黙〉三部作と呼ばれる『鏡の中にある如く』(61)、『冬の光』(63)、『沈黙』(63)を発表し、名声を確立する。70年代に入ると、パートナー であったリヴ・ウルマンを主役に据えた『叫びとささやき』(73)、『ある結婚の風景』(74)、『鏡の中の女』(76)等、数多くの傑作を生み出す。 1982年、5時間超にわたる大作『ファニーとアレクサンデル』を撮影後、映画監督業をやり尽くしたとして、事実上の監督引退宣言をする。その後は以前か ら並行して手がけていたスウェーデン王立劇場での舞台演劇に専念するが、脚本家として『愛の風景』(91)、『不実の愛、かくも燃え』(00)などの映画作品に携わる。2003年、突如として20年ぶりの監督作となる『サラバンド』を発表。ハイビジョンでの撮影に積極的に取り組んだ。2007年7月30 日、スウェーデン南部フォール島の自宅にて、89歳で死去。生涯に手がけた作品は50本以上にのぼった。
ウディ・アレンがベルイマンの熱烈な信奉者である事は有名で、『アニー・ホール』『マンハッタン』をはじめ、様々な作品にベルイマンへのオマージュが見ら れる。『秋のソナタ』と同時期に製作され、ベルイマンの強い影響下にある『インテリア』は、当初主演にイングリッド・バーグマンを想定していた。
ほか、ジム・ジャームッシュ、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、ロバート・アルトマン、アンドレイ・タルコフスキー、デヴィッド・リンチ、スタンリー・キューブリックなど、ベルイマンに影響を受けたと表明する監督は枚挙に暇がない。

 

Director of Photography:
スヴェン・ニクヴィスト Sven Nykvist

1922年12月3日、スウェーデンクロノベリ県モレダに生まれる。生涯で120本あまりの映画撮影を手がけたが、特にイングマール・ベルイマン監 督作品で名を馳せる。1973年の『叫びとささやき』、1982年の『ファニーとアレクサンデル』でアカデミー賞撮影賞を受賞。主なベルイマン作品に『処女の泉』(59)、『仮面/ペルソナ』(66)、『ある結婚の風景』(74)など。70年代以降はアメリカ、ドイツ、フランスなどでも活躍。アンドレイ・ タルコフスキー『サクリファイス』(86)、ウディ・アレン『ウディ・アレンの重罪と軽罪』(89)『セレブリティ』(98)、ラッセ・ハルストレム『ギ ルバート・グレイプ』(93)等の作品を手がけた。 2006年9月20日、ストックホルムにて83歳で死去。

このページTOPへ